神奈川県言語聴覚士会 設立趣意書


  言語聴覚士が国家資格となり14年が経過し、さまざまな臨床の場で有資格者が活躍する ようになりました。

神奈川県でも、多くの施設で言語聴覚士が臨床に携わっています。「ことばのリハビリが受けられない」と苦しむ方々が県内各所にいらしたかつての状況を思い起こすと、隔世の感があり、言語聴覚士の量的不足への対応が徐々に実現しつつあるのは 本当に喜ばしいことです。 しかし、保健・医療・介護・福祉・教育に関わる諸制度は急速に変化しつつあり、言語聴覚士に求められる業務はますます多様化する傾向にあります。このような環境の中で、言語聴覚士が十分な資質を保ち、障害ある方々のニーズに適切に応じていくことは、けっして容易なことではありません。臨床の質を向上させるために専門的な知識・技術の研鑽を行うとともに、行政および関連団体と連携して、必要な方に適切なサービスを十分に届けら れる環境を整えていくことが、強く求められていると感じられます。 この状況に対し、全国的には 1999 年に設立された日本言語聴覚士協会が、制度拡充の ための活動、現任者の教育研修、一般に向けた啓発、関連職種の職能団体との連携等を担ってきました。さらに近年は、各地の都道府県士会が、それぞれの地域の特性やニーズに応じた多様な活動を展開しています。しかし神奈川県では、これまで勉強会や研究会等はありましたが、領域や地域を越えた全県レベルの職能団体が存在しませんでした。県内で、数多くの言語聴覚士が多様な臨床現場で働き、また何よりも、言語聴覚士の支援を必要とする方々が多く存在する現状を考慮すると、他の都道府県と同様、本県においても、県下 の言語聴覚士が集う職能団体の設立が、焦眉の課題と言わざるを得ません。 そこで、私たちは、神奈川県言語聴覚士会の設立をここに提案いたします。会では、次のような事業を通じて言語聴覚士の資質向上と相互連携を図り、もって県民の保健・医療・ 介護・福祉・教育の充実に寄与したいと考えます。 
1. 会員の専門知識・技術、職業倫理の向上のための研修会・講習会の開催

2. 県民に対する言語・聴覚・嚥下領域のリハビリテーションの啓発と普及

3. 行政および関連団体との連携・交流

4. 会員間の情報交換および連携 
皆様方のご賛同とご入会を、心よりお願い申し上げます。    

組織図